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②スペイン夏キャンプ2024【7月第3週編】DAY 1

晴天に恵まれたキャンプ初日。ホテルからバスに揺られて20分、ピレネーの山々に囲まれた美しい緑の天然芝のグラウンドは、国境を超えてフランスのOcejaと言う村にありました。タイチは2012生まれのAlevin(アレビン)グループでトレーニング。一方、ハルは2010年生まれのInfantil(インファンティル)グループでのトレーニングとなりました。午前中は、パス交換、ロンド(鳥籠)の後、ボールポゼッションと切り替えの素早さを求めるトレーニング。ここでは、インテンシティと的確なボール捌きで、Alejandroコーチに褒められたタイチ。足首の違和感はややあるものの、何とかやれるという手応えを得ていました。


一方、Infantilグループのハル。ハルは、ほんわかした雰囲気を醸し出しているものの、ボールを奪いに行くとなった時には突然スイッチが入ったり、ピタッと止まるボールコントロールだったり、俊敏性を生かしたシュートを何本も決めるなど、良いプレーを幾つも見せていました。奇しくも、Infantilのコーチの名前もAlejandro。『Muy bien Haru !(いいぞ!)』と声が掛かっていました。また、普段の生活では見られないような、自分に良いアシストをしてくれた選手に駆け寄って行ってハイタッチするなど、テンション高いHaruの姿を見ることが出来ました!





午後は参加者の中で、2013から2010年生まれの4学年の選手35名を7人の5チームに分けて、これから1週間掛けて、午後のミニ大会を行う事になりました。ハルはチーム・エスパーニャ、タイチはチーム・アレマニアに所属する事になりました。







大会は7人制フットボール。

この日、ハルのチーム・エスパーニャは一試合のみとなり、0−1で敗れる結果となりました。ハルは右サイドの前や後ろをやり、最長学年の意地を見せようと奮起していました。攻撃では、着実に繋ごうというプレーは良かった一方、他のスペイン人少年のように、もっとエゴイスティックにチャレンジする姿も見たいところです。一方、守備の際は、名門Albacete所属の2012年生まれのAlvaroにドリブルで切り裂かれるシーンがありました。年下とはいえ、結構曲者が集まっている今回のキャンプ、1週間楽しめそうです!


一方のタイチ擁するチーム・アレマニアはこの日2試合を戦い、惜しくも2敗を喫する結果となりました。特に、2試合目のチーム・フランシアとの戦いでは、センターバックのタイチに対し、相手の1トップの選手がバルサのカンテラの選手と判明!しかも、2013年生まれのタイチにとっては1歳年下。そんなタイチでしたが、バルサ・カンテラ選手に裏を取られてそのままゴールを決められたり、1対1の対峙したシーンで軽やかなステップワークに翻弄されたり、ややチンチンにされた感がありました。途中、年下である事を伝えると、意地を見せ、粘り強い、激しい守備を繰り出したタイチ。こちらもまた、実りある日々が送れそうです!

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